『荷物はすでに、そっちに届いたか?』
「はい。届きました。私は、こっちでは安南高校に通えば良いんですよね?」
『あぁ、そのように手続きは済ましてある。…それにしても、音羽よ嬉しくはないのかね?』
「私の未来は、すでに決まっているも同然です。なのにこの3年間で私の何かが変わることはありません。あなたも分かっておられるのでしょ?」
『ははっ、そうだな。だが、これはワタシからのお前への褒美だ。お前は、これまで本当に良く頑張っていたからな。特別に3年間の自由を与えるのだよ。だが、普通に過ごすよりも新しい環境に入るのも良いことだとは思っているがな』
「そうですか。ですから、安南のような不良校にしたのですね。あなたのおっしゃる通りに、新しい環境でほどよく自由を味わってみます」
『まぁ、家の迷惑にならない程度にやれ。それじゃあ、何かあればまたワタシに連絡を入れなさい』
「はい、わかりました。では……プツッ」

