―――数分後―――
「終わったわね」
荷物が少ない分、早く終わったけどそれでも、もう10時30分か…
明日から高校だし、おふろ入って寝ようかしら。
そして、あたしはシャワーを浴びながらふと、自分の右の太ももの内側を見た。
そこには、人の拳くらいの大きさの火傷の痕がある。
これを見るたびにあたしは昔のことを思い出す。
「あの時に、一緒に死んでたらよかったのかな…」
あたししかいない浴室に声が響いた。あたしはどこで人生を間違えたのだろうか、あの時に死んでいれば、と。
「そろそろあがろうかしら」
こんな考えも夜美がいたから乗り越えられたんだっけ。
夜美がいてくれなかったら、あたしは人生の重荷に押し潰されて人生を終えていたかもしれない。そう思うと夜美には感謝しきれない。
そこまで、考えてあたしは時計に目をやった。
「11時45分か…」
明日早く起きないとだし、もう寝よう。
そして、あたしはベットに入って目を瞑った。

