私は突発的に嫌な予感がして、その場を足早に、急いで教室に向かおうとした!




その時だった。




「ん?あぁーー!!このあいだの “ピュア子ちゃん” ジャン!!!見っけーーー!」



下駄箱から廊下へ出た私の後ろから、


ドンッ!と衝撃が!!!



な、なんか前にもこんなことあったような……?!




そろ~っと顔だけ後ろに向くと……、




「オッハー♪こんな朝早くにピュア子ちゃんに逢えたなんて俺ラッキー!」



こ、こ、この人は!!!



金髪にピンクのメッシュ!



わ、忘れるわけない…、



というか忘れられない!!



先日お昼休みのときに絡んできた先輩だっっ!!



「俺、准平!ヨロシクね~。」



そ、そうだ!准平先輩!




アレ?




でも、なんでこんな所にいるの?!


2、3年の下駄箱は場所が違うのに!



そ、それよりも私、また准平先輩に抱きつかれてる!!!



「近くでみると断然よくわかるけど、ピュア子ちゃんってやっぱしすんげー美人だよなっ!」




ひゃあ!!




そ、そそそういえば、私が振り向いたから顔がハンパなく近いっ!!!!



し、しかも、准平先輩の腕が胸元に…!!



「は、はは離してください!」


「えー!?いけずぅ。」


「そ、そんなこと言われても…!!」


「じゃーさ!俺と付き合ってくれたら離してあげるよん♪」


「そ、そんなっ!!」


「だぁって俺、ピュア子ちゃんすんげ~もろタイプだし!だからさぁ~イデデデデデッッ!!!」



とその時、急に准平先輩の体が遠のいた。



その後ろにいたのは……!!