「……もういいから。あたしに構わないで」 よし、言い切った! これで第二次逆襲戦もあたしの勝利♪ ってことで、押し黙った伸平に背を向けて歩き出す。 すると── 「……待てよ」 という声と共に、グッと腕を掴まれる。 なにげ痛い。 「何? 構わないでって言ったじゃん」 せっかくスッキリしたってのに、何なんだこの展開は。 もう空腹がやばいんですって。