「あ、ありがと…」



続出する急病患者はともかくとして、思いがけないプレゼントに喜ぶあたし。


何せ、こんなの初めてですからねー。



「気に入った?」


「うん。ものすっごく」


「マジ?」


「あたし嘘つかないよ」


「そっか…。なら良かった」



切れ長の目を細めて、安心したように笑うアッくん先輩。


あらら。とうとう視界から女子が消えたよ。


これもう学級閉鎖じゃね?