と、その時。 朝と同じようにガラッと勢いよくドアが開き、あの綺麗な赤茶の髪が視界に入った。 「りん~。来たよ」 「アッくん先輩! 遅かったね」 「何か担任に服装のことで絡まれた」 「それはそれは……おつッス」 「サンキュ」 というあたしたちのやりとりを見て、伸平がまた面白くなさそうに舌打ち。 ほっとけよ、と一喝してやりたい。 まぁ嫉妬なら大いに結構ですけどもー。