入口で突っ立って呆然としているあたしに気付かず、さらに激しく唇を求める変態男が一匹。 せんせーい、生徒が真っ昼間から不純異性交遊してまーす。 「ふふっ。伸平…大好きっ」 「ああ。俺もだ」 うぉっとー。上着脱いだし。 道徳心のカケラもない奴だな。 「優しくしてね?」 「まかせとけ」 ……おいおい。 さすがにこれ以上は見てられないので、ドン引きしつつ屋上を後にした。