「りん……」 低く、艶っぽい声であたしを呼ぶ。 ぎゅーんと顔に熱が集まり、瞬時にゆでダコ状態へとシフトした。 やばいガチで卒倒しそう。 「俺、もう……セーブできないかも」 「へぇっ!!?」 我ながらすっとんきょうな声を上げ、あわあわと視線を泳がせるあたし。 「りんのこと……俺のモノにしてもいい?」 「!」 ビクッと体が跳ねる。 だ、だって、そそそれって…! 柄にもなくパニクってしまい、否定も肯定も出来ずにいると。 その間に、ゆっくりと近付いてくる先輩の顔。 思わずギュッと目をつぶる。