浮気男に逆襲を!



「なぁ、もっかいしてもいい?」



コテンと首を傾げ、ワンちゃんフェイスでおねだりしてくる。


う…。か、可愛い。


この流れであたしのツボを刺激してくるとは。


こやつ、デキる。



「……ダメ?」



じっとあたしの姿を捉える、今にも吸い込まれてしまいそうなブラウンの瞳。


ドクンと心臓が甘くうずいて、目が逸らせなくなる。



「す…すればっ」



真っ赤になりながら半ばヤケクソでそう言うと、先輩は満足げにニヤリと笑った。



「ん。よくできました」



茶化すような言葉を合図に、再び唇を塞がれる。


甘くて優しい、とろけてしまいそうなほど濃厚なキス。


完全にドキが胸々。失礼、胸がドキドキ。


頭がボーッとして、もう何も考えらんない…。



──と、その時。



「 ! ? 」



視界がぐるりと反転して、背中に鈍い衝撃が走る。


驚いて目を開けると、真剣な表情であたしを見つめる彼の顔がそこにあった。


こ、これはもしや……


床ドンならぬ、ソファドンですか! ?