浮気男に逆襲を!



きちんと整頓されたリビングに案内され、誘導されるまま2人掛けのソファに腰を下ろす。



「適当にくつろいでて。今飲み物入れてくるから」


「ほーい」



ニカッと笑って返事をすると、先輩はキッチンへ向かいかけた足をピタリと止めて、



「そーだ。さっきは姉貴のせいで言い損ねたけど……」


「?」


「今日、すげー可愛いな。ビックリした」



耳元で甘~く囁かれ、ボッと顔が赤くなる。


まったくこの人は……いつもいつもそーゆー恥ずかしい台詞ばっか吐くんだから。


何で言われた側がこうも照れにゃならんのだ。


という目で睨んでやると──