浮気男に逆襲を!



「てか、あたし先輩に誕生日教えたっけ?」


「ああ。付き合い始めた時、お互い自分のこと色々話したじゃん」


「あ~なるほど、あの時かぁ」



パンッと手を合わせる。


すると、先輩はクスクス笑ってくしゃっと髪を撫でてきた。


わー。その顔マジ素敵すぎ。



「それでさ。その日、俺んちに来てほしいんだけど」



思わず見とれてしまっていたあたしに、先輩が予想外のことを口走った。


お、俺んちって……



「アッくん先輩の家! ?」


「おー」



え。コレちょっとやばくない?


先輩って結構狼なところあるし……もしかしたら一線越えられちゃうかもしんないじゃん!