「てか、あたし先輩に誕生日教えたっけ?」
「ああ。付き合い始めた時、お互い自分のこと色々話したじゃん」
「あ~なるほど、あの時かぁ」
パンッと手を合わせる。
すると、先輩はクスクス笑ってくしゃっと髪を撫でてきた。
わー。その顔マジ素敵すぎ。
「それでさ。その日、俺んちに来てほしいんだけど」
思わず見とれてしまっていたあたしに、先輩が予想外のことを口走った。
お、俺んちって……
「アッくん先輩の家! ?」
「おー」
え。コレちょっとやばくない?
先輩って結構狼なところあるし……もしかしたら一線越えられちゃうかもしんないじゃん!

![浮気男に逆襲を![番外編集]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.781/img/book/genre1.png)