「は……?」 我ながら間抜けな声が漏れた。 いや、だってさ。アイツあたしと付き合ってんだよね? なにゆえ他の子とキスなんかしちゃってるわけ? つーか、『ああ、いいぜ』って言った時のどや顔は何なんだよ。 キスのおねだりがそんなに嬉しいか、この浮気野郎。 開いた口が塞がらんね。