「ふ~ん。オトナねぇ」
艶やかに目を細めて、いたずらっぽく笑うアッくん先輩。
げ。その顔、絶対何か企んでるな。
もんのすごーく嫌な予感がするんですけど。
「じゃあ、これも平気だよね?」
ゴロンとこっちに寝返りをうって、おもむろに両手を広げる。
そして、ん、と目で合図を送ってくる。
まさか……俺の胸に飛び込んでこい的な?
「無理。絶対ヤダ」
そんなん自殺行為だっつーの!
心臓麻痺で倒れたらどーすんだ!
「いーじゃんこれくらい。オトナなんだから」
ニヤニヤ含み笑いを浮かべてる。
どうやらSモードに突入したらしい。
……この多属性男め。