「……」
はて、どれくらい時間が経ったでしょうか?
姿が見えない×声が聞こえない=話が終わるタイミングがわからない、の法則に気付くのが遅れましたね。
どうなんだろ…もういいかな?
アッくん先輩待たせてるし、ちょっと確かめてみよう。
深呼吸と共にそ~っと目を開けて、恐る恐る耳から手を離した。
すると──
「最低! あんたなんか大っ嫌い!」
パシンッという乾いた音が響く。
びっくりしてそっちを見ると、赤く腫れた頬を押さえる伸平の姿があった。
どうやら新カノさんにひっぱたかれたらしい。
うわ~…見かけによらず怪力だな。
痛そー。

![浮気男に逆襲を![番外編集]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.801/img/book/genre1.png)