浮気男に逆襲を!



バカップルをスルーすべく、食事中に失礼だとは思いつつもイヤホン装着。


それでも襲いかかってくるピンクオーラにうんざりしながら、どうにか胃にカルボナーラを流し込む。


はー……キッツい。


こりゃ明日確実にもたれるわ。


ふぅ、と一息ついて、再びスマホいじりで現実逃避。


あーあ。早く来い来いアッくん先輩。


そして、あのリア充に打ち勝つ力を我に与えよ。


とかなんとか考えてるうちに、そろそろ約束の1時間が過ぎようとしていた。


なので、そ~っとイヤホンを外すと……



「おまたせ。りん」



という甘い声が聞こえたと思ったら、ギュッと首にたくましい腕が回された。


耳に息がかかってくすぐったい。



「ま…待ってないよ。大丈夫」



だから今すぐ腕を離せ。


でなきゃガチで心臓止まるぞ。