「ぷっ。何ムキになってんの? しかも告った時のことなんか持ち出して……もしかして、過去の栄光にすがってる感じ?」


「はぁ?」



過去の栄光って……何それ。


なんかすっごい腹立つんだけど。



「あーもーマジうっぜぇ。俺、なんでお前みたいなやつと付き合ってたんだろ」



……そこまで言うか?


いくらなんでもそれはナイでしょ。



「とにかく、俺はもうお前なんか興味ねぇから。今日でキッパリ別れるぞ」


「別れる…?」


「2度と俺の彼女面すんなよ。じゃーな」



フイッと背を向けて、そのまま、長い脚でスタスタと去っていってしまった。