ピロリロリン♪

七海からメールだ。
電話番号ゲット!電話してみよう。

プルルルル プルルルル

「はい。」

「あっあの!」

「もしかして。。。」

「佐奈。中島佐奈だよ。」

「関わるなって言っただろ」

「私、思い出したの。」

「え?」

「だから、もう一度やり直せない?」

「え?」

「尚哉。好きだよ。」

「ほ、本当に思い出したのか?」

「うん。」

「佐奈。俺も好きだ。」

「今から会いたいな」

「うん。今どこ?」

「私ん家の前だよ」

「ん。わかった。そっち行く」

はぁー。
良かった。
やり直せそうだなぁ。
あっそうだ!
佑樹と別れなきゃ。
申し訳ないけど、仕方ない!

プルルルル プルルルル

「もしもし?」

「佑樹。あのさ」

「別れたいんでしょ」

「えっ」

「俺には分かるの。」

「うん。ごめんね、」

「いいって。幸せになれよ。」

「ありがと!じゃあね。」

「またな。」

ふぅぅー。
佑樹には感謝しなきゃな。

「佐奈ー!」

誰か呼んでる。
誰かじゃない。分かってる。
『尚哉が呼んでる。』

振り向いたら、やっぱり、
尚哉がいた。

「尚哉!」

「大好き。」

抱きしめ合った。

「俺の方が大好き」

「えへへ//寂しかった?」

「うん。ごめんね。」

「何が?」

「好きになりすぎて」