好きなものと好きな人が繋がって生まれた特別な瞬間を噛み締めると、胸の奥には熱が芽生えた。


……好き。

その想いが、またわたしの中で募っていくよ。


空に目を向けるとすでに一番星以外の星が現れていて、闇がいくつかの星で淡く照らされていた。

それでも、一番星の輝きだけは特別で。
どの星がさっきまで見ていた一番星なのか、ちゃんとわかる。

わたしはこみ上げてくる大切な気持ちを再認識して、その輝きを目に焼きつけていた。

見失いたくない光に、揺るぎない祈りを込めながら……。