いつでも一番星



「雫ちゃん見た? あの子、一度もミスしないでパーフェクトだったよ!」


一緒に受付係をしているクラスメートの子が、喜んでいる男の子に視線を向けながら感嘆の声を上げた。

どうやらあの男の子は、なかなかの腕前だったらしい。


「そうなんだー。わたし見逃しちゃったけど、ほんとそれはすごいよね!」


遊びのストラックアウトとはいえ、ミスなしでパーフェクトしたなんてすごいことだ。

現に今のところそれをやり遂げたのは、あの男の子だけだし。


どうやら周りにいたお客さんも男の子の腕前を目撃していたらしく、自然とみんなが拍手を送っていた。

たくさんの称賛の中で、男の子は照れたように笑ってぺこりと頭を下げる。

それから、受付兼景品交換所のわたしたちのもとへやって来た。その少し後ろには、男の子の両親らしき2人がついてくる。


「パーフェクトおめでとうございます! パーフェクトでしたので、こちらとこちらの中からお好きな景品をひとつずつ選んでください。またオールパーフェクトのボーナスとして、この景品すべての中からもうひとつ好きな景品を選んでくださいね」

「はい! ありがとうございます!」


得点係から男の子の点数を報告されたわたしは、それに応じた景品交換の内容を男の子に説明する。

男の子はとても明るい笑顔で返事をして、見ているこっちまでが笑顔になれた。


景品は長方形のテーブルの上に、点数別に用意して並べてある。

点数は開けたパネル数によるものとビンゴ数によるものの2種類があって、お客さんにはそれぞれの点数によって2種類の景品を選んでもらう仕組みだ。

パネル数の方がお菓子で、ビンゴ数の方がグッズや文房具というように種類がわかれている。