溺愛彼氏に振り回されて


先客って、女の子なんだろうな。


「はぁ・・・・・」


私って、なんでこんななんだろう。


対して可愛いわけでもないし、頭がいいわけでもない。


運動ができるわけでもないし。


なんでこんな私と付き合おうと思ったんだろう。


「帰ろう、美優」


「うん」


私達が歩く道を、きれいな夕焼けが照らす。


「私、これから何度かチャレンジしてみる」


「チャレンジあるのみだよね!」


「うん」


ねえ飛鳥君。


告白してくれたのは飛鳥君からだったよね?


綺麗な夕日を見て思った。


こんな綺麗な夕日を飛鳥君と見れたらいいな。


叶わないことなんだろうけど。