健ちゃんを見るために振り向きながら走っていたら 前の人にぶつかってしまった。 「きゃっ。あ、ごめんなさい」 私はしっかりと謝った。 しかし相手はそれではすまなかったらしい。 「おいおい、どうしてくれんだよこのシャツ」 相手が見せてきたのは、コーヒーのシミがついてしまったシャツだった。 「ごめんなさい!」 コーヒーをこぼしたのは私じゃないが 私にもぶつかってしまったという責任がある。 「クリーニング代はちゃんと出しますので・・・・」 「はあ?クリーニング代だけで済むと思ってんのか?」