溺愛彼氏に振り回されて


立ち上がると、ふらっと目眩がした。


「おいっ」


なんとか飛鳥君が支えてくれて、倒れることは阻止できた。


「ごめんね飛鳥君。ありがとう」


手のひらで目元を隠すようにおさえる。


「送る」


「え?」


「そんな状態のやつ、放っておけないだろ。家まで送ってってやる」


「え、いいよいいよ!全然大丈夫だから!!」


まさか飛鳥君がこんなこと言ってくれるなんて。


突然の事にびっくりしちゃった。


「段々外も暗くなってきてるし、お前も一応女子だし危ねえだろ」


「・・・・・・うん。じゃあ、お願いします」


飛鳥君に言われると、なぜだか強く拒むことができない。