「なに難しい顔してるのよ」 「えっと・・・なんでもないよ?」 とりあえず笑って見せた。 「そう?ならいいけど」 忘れたいって思ったのは自分なのに。 忘れたくないって思ってる自分に気がつくなんて。 なんて馬鹿な私。 「とりあえず、もどろっか」 「そうだね」 私達は二人で教室へと戻った。 「おーい光里」 「健ちゃん!どうしたの?」 美優と廊下を歩いていると、健ちゃんが走って来た。