「美優、ありがとう」


「いいって。それよりも、もう大丈夫?」


「うん。涙は止まったよ」


「そんな顔で授業に出るの?」


「うっ・・・」


「保健室いこっか」


「うん・・・・」


私達は保健室へと向かった。




「先生、いないみたい」


「勝手に入っていいのかな?」


「だーいじょうぶだって。ほら座って?」


美優に促されて、椅子に座る。


「はい、氷」


「ありがと」


渡された氷で目元を冷やす。