溺愛彼氏に振り回されて


次の日。


私の目は真っ赤に腫れていた。


冷やしても限度があって、これ以上は隠せない。


「はぁ・・・・・」


美優に心配かけちゃうだろうな。


それに・・・・・。


私と別れたことなんて、すぐに噂になっちゃうだろう。


そうしたら、飛鳥君の彼女になりたい人なんていっぱいいるよね・・・・。


「ひ~かりっ!」


「美優~」


後ろからバシッと背中を叩いてきたのは美優だった。


「どうしたの?そんなに暗い雰囲気でさ。もしかして、昨日なにかあったの?」


「それは・・・・・」


美優に全て話そうとしたその時。


「ねぇねぇ飛鳥くぅ~ん。工藤さんと別れたってほんとぉ~?」


ビクッ