三人でベンチに座る。 一向に話しだす気配はない。 「私、茉莉さんのしたこと許せません」 二人が話す気がないなら、私が話せばいいのよ。 「飛鳥君は茉莉さんの事、本当に好きだったのに・・・・。それを最悪の形で裏切るなんて、最低です」 茉莉さんを責める言葉しか思い浮かばない。 「私・・・・」 「でも!」 茉莉さんの言葉を遮る。 「飛鳥君に謝りたいという気持ちは信じたい」