「でも俺、親の都合で引っ越すことになっちまって、それを茉莉にも伝えたんだ。そしたら“ずっと待ってる”って言われて、安心・・・・したんだ」
再び震えだした飛鳥君。
それを私に悟られまいと、必死で強張る体。
「で、中3の夏の終わりにこっちに戻ってこれて、真っ先に茉莉ん家に行ったんだ。そしたら・・・・・」
「そしたら・・・・・?」
「茉莉が知らない男を連れ込んでヤッてる最中だった」
それって・・・・・。
「すぐに問いただした。そしたらあいつ、なんて言ったと思う?」
ふるふると顔を横に振る。
「“あんたは顔がいいから付き合っただけ。隣にイケメンがいると優越感に浸れるでしょ?なのにいつまで経ってもキスの一つもしてこないし、つまらなくなったのよね”だとよ」
ハハッと乾いた笑いを漏らす。

