溺愛彼氏に振り回されて


けれどそんな願いが叶うはずもなく。


すぐに家についてしまった。


「ありがとね、飛鳥君」


「どうってことない。じゃあ、また学校でな」


「うん、学校で・・・・・」


帰り去ろうとした飛鳥君。


その袖を無意識のうちに掴んでしまった。


「光里?」


「あっ・・・え、えっと・・・・」


私、なにしてるのよ。


パッと離す。


「ごめんね。なんでもない・・・・」