溺愛彼氏に振り回されて


「行ってきてもいいかな」


しっかりと飛鳥君の目を見て言った。


「約束は約束だから。私なりに、ちゃんとケジメをつけてくる」


私の心に迷いはなかった。


そのデートを、健ちゃんにとって最高のものにする。


そして、ちゃんと別れ話を切り出すんだ。


健ちゃんは私の心がぼろぼろになっているとき


支えてくれた。


そんな健ちゃんだからこそ、変な別れ方はしたくない。


別れた後も友達でいたい。


私の勝手かもしれないけど、それでも健ちゃんと笑いあえなくなるのはいやだもん。


「分かった。行って来い!」


「うん!ありがとう!」