「はぁ・・・・」


今日で何回目のため息だろう・・・・。


「大丈夫?私がガツンと言ってきてやろうか?」


「ううん、もう慣れた」


「慣れちゃだめだって!」


「そう、なんだけどさ・・・・」


落ち込んでいる私の耳に聞こえてくるのは、甘ったるい猫なで声。


「飛鳥(アスカ)くぅ~ん、今日一緒に遊びにいこぉ~?」


「いいぜ」


「やったぁ~」


「うっそ、ずるぅ~い。私も一緒に遊びたぁ~い!」


「皆で遊べばいいじゃねえか」


後ろの方で聞こえてくる猫なで声と、愛しい人の声。


「なんで、こんな風になっちゃったのかな・・・・」


飛鳥君は私の彼氏・・・・・のはず。