少し前を歩く明里がはしゃいで足を詰まらせた… 『ばーか! はしゃぎすぎだっつーの』 明里の腕を引き、さりげなく明里を抱き寄せた… 俺を誘う行動すんなよ… 心臓の鼓動が高鳴って、俺を熱くする――― 『キス…したい』 「私も…」 頬を赤く染めた明里は目を瞑った…―― 緊張する…… もしアイツよりキスが下手だったら? そんな事考えてちゃ前に進めないよな。 俺は明里の赤く柔らかそうな唇にキスをした…―――