―亮介 side― 部活が終わり、学校が静まる午後7時… 最終下校時間は7時半。 俺は忘れ物を取りに行くべきか迷っていた。 まだ時間はある。 行こうかな… スリッパに履き替えて重たい足取りで部室へ行くと電気が付いていた… 『愛菜ちゃん…』 部室で1人、椅子に座って手で顔を隠していた… 《ガラガラッ…》 その音に気づいた愛菜ちゃんは必死に涙を拭いていた… 椅子から立ち上がり軽く会釈した。 「忘れ物ですか? 」 そう明るく振舞う愛菜ちゃん。 もう見てられない。 好きな子が悲しむ姿なんて。