「あんた!目ぇ覚めたんだね‼︎」



「………。」



驚いて声が出ない。



それをどう勘違いしたのか、元気のいい女の人は心配そうに私の顔を覗き込む。



「大丈夫か?あんた、あたしの店の前で倒れてたんだよ?覚えてるかい?」



なるほど…。



それをこの人が助けてくれたわけか。



そういえば、ここって………。