あぁ、目が覚めたんだ。



頭を抑えながら、顔を上げる土方さん。



でも私を目に入れた瞬間、睨まれた。



「てめえ、よくも「助けてくれた恩人にそんなこと言っていいの?」はあ?」



土方さんは顔を顰めながら自分の体を見た。



傷がないのに気づいたのか、えっ⁉︎という顔になる。



急いで腕を捲るが傷がなくて、ぽかーん。



「………ふふっ。」