蓮の華よ、咲き誇れ


彼女の襟元を掴みかかろうとすると、一くんが僕の肩をつかんだ。



「総司、落ち着け。」



冷静に言われて、頭に血が昇る。



「なっ……⁉︎なんで、一くんは落ち着いてられるの⁉︎」



「落ち着くも何も……。土方さんを勝手に殺すな。」



「へ?」



勝手に?



「土方さんは気絶してるだぁーけ。」