次は驚く程、簡単に立つことが出来た。 「えっ?」 咄嗟に彼女の方を見るけど、彼女は微笑むばかり。 「大丈夫そうだね。」 「ニャア。」 その鳴き声に驚いて、下を見てみる。 そこには、一匹の黒猫がいた。 そして、その娘は愛おしそうな顔でそれを撫で始めた。