「そう……。死ね。」 首を一気に撥ねると血が雨のように私に降り注いだ。 私が人斬りを始めたのは、約1カ月前。 理由はすごく単純。 夜の散歩で襲おうとしてきたから、正当防衛したまでだ。 それから、たびたび殺そうする奴らがいるだけ。 だから、自分から刀を抜いたことは1度もない。 刀の血を振り払い、鞘に納める。