蓮の華よ、咲き誇れ


後ろから満さんの声が聞こえた。



急に止まった蓮美ちゃん。



下を向いていて、その顔は見えなかった。



「ありがと、母さん。」



ぽつり、呟かれた声は小さい。



でも、その一言に込められた想いは優しくて。



“似合ってる”に対してのお礼じゃなかったんだろう。



暖かい親子の絆が見えた気がした。