どこからともなく現れていつの間にか消えてる不思議な猫だ。 蓮美ちゃんの存在感が濃すぎて忘れてた。 「その猫…何?」 率直な質問を掛ける。 話す猫なんて、聞いたことない。 「この子は、りん。鈴ってかいてりん。私の大切な子。」 撫でられてごろごろと喉を鳴らす猫は唯の猫にしか見えない。 「そういう意味じゃないの分かってるよね?」