「ああ。俺、壬生浪士組に入ったんだ。それでそこでお世話になってたんだよ。」 蓮美ちゃんはにやりと笑う。 男装ですると色気がだだ漏れだな。 「だから、母さんにも協力して欲しいこともあるんだけどいいかな?」 すると女性も納得した顔になってにやりと笑った。 「もちろんだよ。蓮ーレンーの頼みならあたしも断れないからね。」 と、話を合わせてくれる。 「あんたらは、部屋に行ってな。あたしも後から行くから。」