すごい影響力だねー。 こそこそと話しながらもこっそりこちらを見ている。 こっそりになってないけどね。 蓮美ちゃんも気づいてるんだろうけど、完璧な作り笑いを崩さない。 それを見て僕もにっこりと得意の笑顔を作った。 そして、そのまま店の奥に進む。 「おー、あんた帰って来たのかい?」 突然、明るい声が店に響いた。