「まあ、とりあえず。」



沖田さんに向かって、ふわりと笑顔を作った。



もちろん、営業用の。



「柏木屋へ、ようこそいらっしゃいました。」



そう、私達がやって来たのは柏木屋。



いつも通り店は賑わっている。



「ごゆっくり、お選び下さい。」



沖田さんを店の中に招き入れた。