そうこうしてる間に目的地に着いた。



「なんで、ここに?」



不思議そうな顔をする沖田さん。



「ここに住んでるんだから、来てもおかしくないでしょ?」



「いや、そういう意味じゃなくて。なんで今来たのかな?と思ってね。」



この人、馬鹿?



いつも、ゆるゆるとしてるけど。



顔はいいし、剣の腕はいいから勝手になんでも完璧なイメージがあったんだよねー。



「突然、住人が居なくなったら困ると思うけど。」



ハアと一度溜息をはいた。