「マーガレット、おはよう。見て見て!似合ってるかしら?」
お皿を並べていたマーガレットが顔をあげた。
前に試着したけど、いざ今日になると、とってもわくわくしちゃう。
人間界の学校に通える日がくるなんて!
早く行って、あの人を探したい
…なんて、リヒトにばれたら怒られそうだけど。
「リラさま、とってもお似合いですわ。でも…」
マーガレットが困ったように頬に手を当てる。
「もう少し…そのスカート長いとより一層良いのですけれど…」
「そんなに短いかしら…?人間界では、もっと短いのが流行っているらしいわよ」
「そうなのですか…私には理解できませんわ…」
長いドレスの裾をつまんで、首を傾げるマーガレット。
確かに、今までこんな足の出る格好をしたことがないわね。
靴下をはいてるけど、なんだかちょっと変な感じ。
「さあリラさま、朝食の用意が出来ましたから、お座りになってくださいな」
「はあーい。マーガレットも一緒に食べるんだからね!」
この家では、みんなで一緒に食事をするって決めたの。
魔法界では、王女とお使いさんが一緒にご飯を食べるなんて考えられないことだったけれど、ここは自由よ。
仕方ないから、リヒトも一緒だけど。
あ、噂をすれば影。
「おはようございます…お待たせしました」
「わあ!リヒトも着たのね。男性用の制服も素敵だわ」
「…洋服ならすべて一緒だろうに…」
リヒトがまた何か言ったけど気にしない。
リヒトには、お洋服のセンスがないんだから!
「リラさま、人間界でのお名前ですが…」
そうだわ、聞いてなかった!
「神崎りら、という名になります。覚えておいてください」
「かんざきりら、ね。気に入ったわ」
日本式の苗字だ!!
「ちなみに俺の名は坂井理人ですから、知っておいてください」
「覚えたわ」
さかいりひと…。
あれ。
もしかして、リヒトは全部漢字なの?
「リヒト、それって全部漢字なの?ずるいわ。私も漢字がいい!」
「り も ら も、漢字にすると無理が生じるのですよ。我慢してください」
「そうなの…悔しいけど仕方ないわ」
漢字って憧れてたのになあ。
でもまあ、苗字は漢字だし許そう!
「ねえリヒト、人間界では敬語じゃなくていいわよ。この関係を人間に隠さなきゃいけないでしょう」
「そうだな。ではそうする」
リヒトはもともと崩れかけた敬語使ってたら、タメ口になってもそんなに違和感はないかな。
「リラ、おまえ魔法界の存在が人間にばれたらどうなるか知ってるな?」
早速タメ口!
私のお付きの者なら、少しは戸惑いなさいよね…。
「知ってるわ」
「その人間の記憶を消す力と引き換えに、感情を失うのだからな。気をつけろ」
「わかってるわよ…」
それぐらい知ってるし、この私がそんなヘマをするわけないでしょ!
「ああ…リヒトさま、リラさまをおまえだなんて…」
マーガレットがうろたえてる。
そりゃあそうよ。
王女を呼び捨てっておまえは国王かって感じだものね。
私は気にしないけど。
「マーガレット、これもリラのためですから」
「で、でも…国王さまがお知りになったら…」
「国王さまには許可をとっていますから、大丈夫ですよ。マーガレットは我らが王女が感情を失ってもよいと思うのですか?」
「い、いいえ!そんなこと、願ってませんわ。そうですね…リヒトさまの言う通りですわ」
マーガレットには、抵抗があるんだろうなあ。
素晴らしすぎる忠実心だもの。
リヒトとは違ってね!
「さあリラさま、早くお食べにならないと、遅刻してしまいますわ」
「そうね!じゃあ、いただくわ」
初登校早々、遅刻なんてできないものね!
お皿を並べていたマーガレットが顔をあげた。
前に試着したけど、いざ今日になると、とってもわくわくしちゃう。
人間界の学校に通える日がくるなんて!
早く行って、あの人を探したい
…なんて、リヒトにばれたら怒られそうだけど。
「リラさま、とってもお似合いですわ。でも…」
マーガレットが困ったように頬に手を当てる。
「もう少し…そのスカート長いとより一層良いのですけれど…」
「そんなに短いかしら…?人間界では、もっと短いのが流行っているらしいわよ」
「そうなのですか…私には理解できませんわ…」
長いドレスの裾をつまんで、首を傾げるマーガレット。
確かに、今までこんな足の出る格好をしたことがないわね。
靴下をはいてるけど、なんだかちょっと変な感じ。
「さあリラさま、朝食の用意が出来ましたから、お座りになってくださいな」
「はあーい。マーガレットも一緒に食べるんだからね!」
この家では、みんなで一緒に食事をするって決めたの。
魔法界では、王女とお使いさんが一緒にご飯を食べるなんて考えられないことだったけれど、ここは自由よ。
仕方ないから、リヒトも一緒だけど。
あ、噂をすれば影。
「おはようございます…お待たせしました」
「わあ!リヒトも着たのね。男性用の制服も素敵だわ」
「…洋服ならすべて一緒だろうに…」
リヒトがまた何か言ったけど気にしない。
リヒトには、お洋服のセンスがないんだから!
「リラさま、人間界でのお名前ですが…」
そうだわ、聞いてなかった!
「神崎りら、という名になります。覚えておいてください」
「かんざきりら、ね。気に入ったわ」
日本式の苗字だ!!
「ちなみに俺の名は坂井理人ですから、知っておいてください」
「覚えたわ」
さかいりひと…。
あれ。
もしかして、リヒトは全部漢字なの?
「リヒト、それって全部漢字なの?ずるいわ。私も漢字がいい!」
「り も ら も、漢字にすると無理が生じるのですよ。我慢してください」
「そうなの…悔しいけど仕方ないわ」
漢字って憧れてたのになあ。
でもまあ、苗字は漢字だし許そう!
「ねえリヒト、人間界では敬語じゃなくていいわよ。この関係を人間に隠さなきゃいけないでしょう」
「そうだな。ではそうする」
リヒトはもともと崩れかけた敬語使ってたら、タメ口になってもそんなに違和感はないかな。
「リラ、おまえ魔法界の存在が人間にばれたらどうなるか知ってるな?」
早速タメ口!
私のお付きの者なら、少しは戸惑いなさいよね…。
「知ってるわ」
「その人間の記憶を消す力と引き換えに、感情を失うのだからな。気をつけろ」
「わかってるわよ…」
それぐらい知ってるし、この私がそんなヘマをするわけないでしょ!
「ああ…リヒトさま、リラさまをおまえだなんて…」
マーガレットがうろたえてる。
そりゃあそうよ。
王女を呼び捨てっておまえは国王かって感じだものね。
私は気にしないけど。
「マーガレット、これもリラのためですから」
「で、でも…国王さまがお知りになったら…」
「国王さまには許可をとっていますから、大丈夫ですよ。マーガレットは我らが王女が感情を失ってもよいと思うのですか?」
「い、いいえ!そんなこと、願ってませんわ。そうですね…リヒトさまの言う通りですわ」
マーガレットには、抵抗があるんだろうなあ。
素晴らしすぎる忠実心だもの。
リヒトとは違ってね!
「さあリラさま、早くお食べにならないと、遅刻してしまいますわ」
「そうね!じゃあ、いただくわ」
初登校早々、遅刻なんてできないものね!
