「楽しかったねぇ♡恭平先輩、すっごい面白い人だねっ!いいなぁ~あんな先輩欲しいなぁ♡」
憂鬱な3人の時間がやっと終わったのはあれから4時間後。
先輩に別れを告げ、浮かれてテンションの高いこの無神経ワガママちゃんの隣を俺は俯いて歩く。
「………………………」
「ねぇ♡さーとーるーくん聞いてる?」
「…………聞いてない」
「なんで……?カラオケ中もずっと喋らないし、つまらなそうに下向いてるし…どうしたの?なんかあったの?」
「別に…………」
強く吹いた春風と同時に、後ろに引っ張られる感覚で立ち止まった。
少し後ろで俺の服の裾を引っ張るアイツの目を見ないまま言葉を投げた。
「なんで先輩と連絡先交換したんだよ…」
憂鬱な3人の時間がやっと終わったのはあれから4時間後。
先輩に別れを告げ、浮かれてテンションの高いこの無神経ワガママちゃんの隣を俺は俯いて歩く。
「………………………」
「ねぇ♡さーとーるーくん聞いてる?」
「…………聞いてない」
「なんで……?カラオケ中もずっと喋らないし、つまらなそうに下向いてるし…どうしたの?なんかあったの?」
「別に…………」
強く吹いた春風と同時に、後ろに引っ張られる感覚で立ち止まった。
少し後ろで俺の服の裾を引っ張るアイツの目を見ないまま言葉を投げた。
「なんで先輩と連絡先交換したんだよ…」

