「あぁ、君が”尾崎 藍”ちゃん?」 『え…、』 なんで知ってるのかわからずに首をかしげると、オレンジ髪の彼はあたしの名前がかいた壁をコン、とつついた。 「この部屋は掃除がしてあったし、なんていうか生活がしやすい空間だった。だから、誰かが使ってるって言うのは分かってた。」 『…。』 「使ってる本人が絶対来るだろうと思って鍵は掛けないでおいた。」 『あ、…はい』