隣の席のキミが好き

「やりすぎ?ごめんな」




ヘへっと笑って、あたしから離れる。




「び……びっくりした……」




「いつもこーいうノリ。もう俺のキャラ定着しちゃっててさ、今さら変えるのってムリっぽいから…鈴木も慣れてくれる?」




「なっ、慣れるってどうやって…」




「他の子には、もう言わない。だけど鈴木には、いっぱい言う」




恥ずかしいけど、青葉くんにこんなこと言われて、




嬉しい気持ちの方が勝ってる。




「うん…あたし、ノリ悪いから…なにも返せないけど、それでもいいなら……」




そっと青葉くんを見上げると、軽く頭を撫でられた。













「鈴木のその反応だけで、十分」




「え…」




「照れてるとことか、急に動かなくなるとこ…わかりやすくて、いいな」




青葉くんの顔が近づいてきて、近くの壁に押し付けられる。




憧れの壁ドンに、胸キュンが止まらない!