隣の席のキミが好き

女子も叫ぶし、あたしも叫ぶ。




とりあえずって!!




しかも、学園の女子みんな好きって!!




やっぱり、チャラいよね…。












「付き合うからには、これから鈴木にしか甘い言葉もかけないし、お前らと話すけど優先順位はいつも鈴木が一番だから。それでもいーなら、ついてこいよ」




青葉くんがあたしの肩を抱きよせ、顔を近づけてくる。




わわわっ。




「鈴木って、いー匂いするよな。食べてもいい?」




「きゃーっ!!最悪っ、青葉くんのバカー!!」




女の子たちは走って逃げて行ってしまった。




青葉くんに抱きよせられたあたしは、ただガチガチに固まっているだけ。