隣の席のキミが好き

そんなことを思っていると、正面から来た女子グループが青葉くんに群がった。





「青葉くん、日曜日遊びに行こーよ。ねっ」




きゃあきゃあと騒ぐ女子たちに、あたしは弾き飛ばされてしまった。




…だよねぇ。




あたしが付き合うなら、あんな風にノリのいい子だ。












「日曜、空いてねー。ごめんな」




青葉くんは即答。




それにホッとしたのもつかの間。




「えーっ。そしたら今日の放課後は?デートしたいな」




女の子が青葉くんに腕をからませるのを見て、ギュッと胸が痛くなった。