隣の席のキミが好き

「青葉くん、今日もサボっちゃう?」




「いーよ。行こ」




青葉くんがあたしの手を引く。




急展開に、目がまわりそうっ!




周りからの羨む視線から逃れるように、すぐに教室を出た。




「鈴木って、俺の理想のタイプかも」




「えっ」




青葉くんの優しい眼差しに、ドキドキが止まらない。











「色んな子見てきたけど、鈴木が一番」




「そ、そんなことないよ…」




頬がポッと熱くなるのを感じた。




「やっぱ付き合って。俺の彼女になって」




「ええっ!?青葉くんって強引だね」




「いつもなら、マジで好きな子には言えねーんだけど…いつものノリで突き進むことにした。

甘い言葉ならいくらでも言えるから。こんな俺に耐えれる?」















「わわわ……」




耐えられないけど、嬉しい。




けど、青葉くんってモテるし……。




あたしはやっぱり騙されてる?




白風学園の、ドッキリイベントだったりして。